ネイルサロンの開業と集客方法。自宅ネイルサロンから店舗ネイルサロンまで、全く0から開業してきた経験から説明しています。開業の仕方があっていれば、何か月もかからずに軌道に乗せることができます。

自宅ネイルサロン開業のメリット・デメリット

以前はそれほど多くなかった自宅サロンですが、
最近ではかなり多くの自宅ネイルサロンがあります


私自身もそうでしたし、、
沢山の方の自宅サロンでの開業も手伝ってますので
実際の経験と、手伝ってきた方達が言っていた
メリットとデメリットをお伝え
していきます。

ちなみに私ですが、
お金が全くなく、友達の施術から初めて、
少ないお客様を施術しては そのお金でネイル用品を購入する・・・
を続けて今にまで至り、

一番初めは自宅サロン・・・ というよりは、
実際は、父の仕事場の片隅2畳サロンでした(24の時)


次にお客様がある程度来てくれるようになり、
自宅の1室を借りて始めた経緯があります。

今回は、とりあえず
自宅の ””1室””
という前提でお話させていただきます。

 

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自宅ネイルサロンのメリット

まず、開業する時にお金がかからない
(店舗代と、電気やガスの基本料金がいりません) 

これは何よりも大きいメリットです。

お金を貯めれるし、
外でウルサクしない限り周辺の家から文句を言われることもありません。
(マンションや店舗だと、夜遅くの外での喋り声とかでもクレームが入る事がある) 

そして、
自宅なので家族がいることもあり安心感があります。
(精神的な部分が大きいですが、家に家族がいると思うと安心して物事が進められます)

また、移動がないので交通費もかからなければ、
お客様の少しの間の時間で、家の事も出来ますし、
小さい子供がいる場合(私もいました)迎えに行ったり、
御飯も作ったり、家事をしつつ、お仕事も出来きて


かなり融通が利き便利です。

御飯も、家なので
お弁当を作ったり、昼食を買ったりする必要がなく、
細かい出費も抑えれるのもありがたかったです。

また、
自宅サロンという小さな枠なので、
素早く動ける

変えたい時にスグにサロンの雰囲気を変えたり、
メニューを変えたり、
お客様の声で大きく改善したり、
お店(1室)掃除も楽です。

さらに
自宅のようなあったかい空間
が好きなお客様も多いので、
店舗サロンみたいな雰囲気が苦手な方を
お客様として掴みやすい
です。
(逆に、酷い施術をする自宅ネイルサロンも増えてきているため、警戒心も強くなっていますが。) 

売り上げなどの、絶対的なモノに縛られることがないので、
ストレスを感じずに、
経営上は気楽
にやって行けます。
(基本、自宅サロンでは、自分の給料以外マイナスはないので)

 

ちょっと一服 サロンの裏話

1室でサロンを始めて、サロン仲間も増え、
お客様も増えだしたとき、まず感じたのが
私、お金持ちになっちゃうかも・・・
という、怖い気持ちでした (汗

今まで15~18万いかないくらいの給料で働いていた私が、
売り上げとしても 50万、70万、90万 と 増えていくので、
こわくなっちゃった・・・ のが、その理由です。
※当時の私の中では、月に50万、70万、90万はありえない、
夢のような事だった と思っていたのですが、
結局、月末になって気づいたのが、、
外注費を払い、仕入れ代を払い、
家に家賃を入れて、水道光熱費を払い、
ネイルサロンをしていく上で必要なもの、
雑品等を購入していくと、 自分の給料を別にすると、
売り上げの25~35%ぐらいしか残らないという感じで (*_*)

ですが、自分の売り上げ+売り上げの20~30%なので、
それまでの私からすると想像も出来ない金額で
ビックリしてました。

当時の私はそれでも大感激をしていたのを覚えてますが、
調子に乗ってボーナスみたいなモノをあげてみたり、
サロン仲間みんなと旅行に行ってみたりしていたら・・・

あっという間に・・ ですね 凹

ですが、自宅だったので、
絶対に支払わないといけないのは
”外注費”と ”仕入れ” だけなので、
こんなことでいいのかな? とも思ってもいました。

だって、みんなが自宅でするようになったら、
テナントを借りる方もいなければ、駐車場も借りない
電気も水道も自宅なので基本料金がかからず、
確定申告の税金だけ・・・。

しかも、もし利益がなくても自宅なので
マイナス がないという、全くリスク0の開業って(汗
※初めはそれでもいいと思うのですが・・・

そこから早い段階で、お金の使い方を考えるようになり・・・
もっと、人の役に立てる事がしたい! と思うようになり、
私の出来る事といえば、ネイル・・・。

だったら、私が全く0だった時に、
こんな助言が欲しかった、こんな事を先に、
早く知っていれば・・・ と思っていたことを
伝えて上げたらいいんじゃないか?

という考えから 今からネイルをしたい方に役に立て、
利益もでるから開業経営の冊子を作ろう!! と思い、
その後いろいろあり、
このサイトを作るに至った経緯があります。

 

自宅ネイルサロンのデメリット

次は自宅ネイルサロンのデメリットですが、
自宅でやっていると、どうしても・・・

マンネリ化しちゃう場合が多いです。
(1人で施術なので、技術の競い合いや流行の情報の遅れがでてくる)
マンネリ化の結果、責任を持って出来るか!?
というもの問題になります。

 

集客に関しても、
自宅の住所や地図を載せるのに抵抗

のある家族の方もいます。
ですが、
住所を載せないと
なかなかお客様も怖がってしまう事もありますし、
グーグルの登録などにも実家をネイルサロンとして登録
することになり、
いろいろな場所に載る事にもなっちゃいます。

また、お客様が増えると
家族からのクレームも当然出てきます。
(足音がうるさいとか、家で知らない人がいると思うと落ち着かない、話し声が気になる、等々)

住宅が多い場所などでは、お客様が増えると、
近所から車の出し入れなどのクレーム
がある事もあります。

これがあると、
ご家族みんなに迷惑をかける事になります。
ですが、
なかなかお客様に車のドアの締め方や、
車までの歩き方携帯の声の音量等を
注意するわけにもいかず・・・

という部分です。

 

そして、やはり店舗でない為、責任感というか、
信用度が、””自宅サロン”” の域を出ません

また、社会貢献度という目線でみても、
仕事としてやっていても、1室なので、
あまり社会にお金が回りませんので、
趣味レベルや、お遊びレベルと思われる
ことが当然あります。
(通常、仕事なので、賃料、光熱費、水道代等は家とは別で仕事専用でかかる為)

更に、自宅ということもあり、仕事と割り切れずに、
ナーナー感
がでてしまったり、
日常生活の臭いをすこしでも出してしまうと、
お客様自身が冷めてしまう
事もあります。
(料金は店舗サロンにいっても自宅サロンに行っても同じなのに、仕事としてない感じを受け取られると問題です)

また仕事場に向かう必要がないこともあり、
自宅という事でモチベーションが上がらず
お客様にその雰囲気が伝わっちゃったり、
サロンの
技術自体も停滞しやすい
傾向があります。
(家だと家事も含めやることが沢山あるので仕事の情熱よりも目先の家のやらない事を優先してしまう為)

こういったことを自分で制御でき、
”自宅だけど仕事”
とキチッと割り切れる方であれば問題ないと思いますが、
沢山の方を見てきましたが・・・・



ほとんどの場合・・・

残念ながらナァナァになっていっちゃう傾向
がみられます。
(何人かは、はじめは目標をもち、やる気を出して頑張ってましたが、自宅という事もあり、徐々にナーナーになっていき、 結局小遣い程度(20万前後)に落ち着いて、満足して、趣味の範囲内でボチボチになっちゃってる状態も多いです。)

 

実話自宅ネイルサロン

メリットもデメリットもある自宅サロンですが、
例えば、
開業当初の私は、1人ずつの施術に時間がかかって
1日3人しか入れませんでしたが、
今現在は1日5人のペースで施術
できるようになってます。

 

開業したばかりでネイル初心者だった当時の私でも、
少なく見積もって月に70人~80人
(1日3人計算)の施術(今は月は100人以上)として、
1人での自宅サロンでも人数×単価なので、

開業したてのネイル初心者だった私の場合で・・・
平均75人×単価 万
ぐらいにはなってましたし、
(今であれば110人×単価 万ですね。)
1人でなく、
スタッフを雇えば1室でもネイルデスク3台はいけるので・・

スタッフ3人を雇って、
人件費や光熱費、ネイル用品代をひいても、


十分な利益
になっていました。
(スタッフが3人で、売り上げが一定のラインを超えると消費税等も関係してくるので、それらも考えないといけませんが)

 

なので、
利益的には十分にあり、
店舗を貸りる為の資金を貯めるのにはもってこいと言えばもってこい
です。

 

ちょっと一服 サロンの裏話

父の仕事場の片隅、
2畳間から始めた自宅ネイルサロンNANAですが、
1部屋での自宅ネイルサロンになって
アッという間にお客様でポンポンになった時、
初めは協力的に見てくれていた家族ですが、・・・・・・

『ナナチャン、いい加減にしてよ~ もうっ!!』
『家なのにお風呂上りに裸で移動できへんやろ~』
『家に帰ってきてもゆっくりした気がしーへん』
『何時までやってるの、ゆっくりしたいんだけど!』
等々、散々な言われようでした (;´・ω・)

考えてもみれば、スタッフ4~5人、
お客様も1日に4人×3人=12人。
1日に12人+スタッフ4~5人が、入る×出るで
17人×2回づつの移動・・・、
ぷらす、
お見送りで部屋まで戻ってくるので+12回

46回も行ったり来たりしてれば、
当然家族も落ち着いてられませんよね(-_-;)

朝の9時から夜の8時までとしても、11時間で46回なので、
1時間に4回も誰かが廊下や階段を上り下りしてれば
気が気じゃない

初めは、家族だから協力してくれても・・・・
と思ってたんですが、
20分に1回知らない人が家の中をウロウロしてたら、
嫌になってきますよね。

家族からの猛抗議や、
1部屋のではお客様の予約枠が限界になったのと、
一緒に働きたいという子がどんどん出てきて・・・

急遽店舗へ出た感じも、実はあったりします。

 

ただ、
ズート自宅サロン・・・ となると、やはり
ちょっとどうかな?

と思うところはありまして、


お店を構えてやるのとでは、
社会への貢献度が変わってくるのと、
お客様にできるサービスの範囲が限られる場合があるのも事実です。

ですが、
子供がいて、出来る範囲で頑張りたい・・・
という場合には
自宅サロンはもってこいの方法だと思います。


なので、店を大きくして、沢山のお客様に楽しんで欲しい
という思いのない方は
自宅サロンでやったほうが
利益も多いし
正直、掃除や、その他、いろいろな面で楽
です。


私自身、
自分だけの利益と楽さだけを求めたら
自宅ネイルサロンに戻ります
(笑

 

ただ逆に、
店舗だと、自宅サロンとは違った規模に大きくなれば、
自宅サロンでは実現できない利益になります
し、

お客様の声をドンドンとりいれ、
自宅では出来ないレベルで
お客様に楽しんでもらえる事も可能
ですし
イロイロな店舗ならではの大型のアイテムも購入できます。

1人の場合で楽して(楽というと語弊がありますが)
50~60万なら自宅サロンが1番いいと思いますが、
(ズート1人でやってても、モチベーションを保つことができる場合)
スタッフを雇い、社会貢献もし、仕事としてがんばりたい、
その上で自宅サロンではできない利益を追求したい

と思うのであれば、


資金が溜まるまでは自宅で、
資金が貯まったら店舗・・

という考え方
がいいんじゃないかと思います。

 

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